「なかなか仕事がはかどらない」
「読みだした本を5分で閉じてしまった」
「勉強していたはずなのに気付いたら手にはスマホ」
など集中して作業をしたいのにできないと悩んでる方も多いのではないでしょうか。

皆さんのきもち、私もよくわかります。
わたしもPCに向かって作業していたはずが、気付いたらネットサーフィンしていたり、スマホでSNSを開いていた、なんてことがしょっちゅうありました。
そのせいでやるべき仕事を時間内に終えられず、時間を無駄にしてきました。

このままではいけないと、集中力についていろいろ調べてみると
集中力は鍛えれば高めることができるということとそのメカニズムが分かってきました。
また、鍛え方を実践して効果があるかを試してみました。

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集中力をつけるために知っておくべきこと

集中力について多くの人が誤解しているのは、「集中力=持って生まれた資質」という思い込みです。

集中力は持って生まれた才能ではなく、実際ある人、ない人の差は「その仕組みを知り、トレーニングをしているかどうかの違い」だけなんです。

なので、安心してください。

集中力をうまく使えていないことで、貴重な人生の時間を無駄にしていても鍛え方さえマスターすれば、これからは1日を25時間に変えることができますよ。

集中力をつけるために知っておかなければならないことがあります。

あなたは「集中力」ってどこから来ると思いますか?

脳の中なのか、意思や感情なのか・・・

「集中力の源」はあなたの額から2センチ奥の前頭葉というところにあります。

人間と動物の脳を比べるとこの前頭葉の大きさが全然違うのですが、その役割は「思考や創造を担う脳の最高中枢である」と言われています。

要するに人間にはほかの動物にない「思考や感情をコントロールし、新しいものを創り出す力」を進化の過程で身につけたわけです。

この力を「ウィルパワー」と呼ぶのですが、これは前頭葉の体力だと思ってください。

例えるなら、スーパーマリオのようなものです。

敵の攻撃を受けると体力が減り、キノコやスターをとれば回復したり、無敵になったりしますよね。

ウィルパワーにも一定の量があり、物事に取り組むたびに少しずつ消耗していきます。

そして、睡眠や食事をとることで回復するのです。

ここで重要なのは「ウィルパワーの出どころは1つしかない」ということです。

ということは、

・ウィルパワーの総量を増やす

・ウィルパワーの消費量を行動や習慣を変えて節約する

という2点をトレーニングしていくのが集中力を高めるのに効率的なアプローチになりそうですね。

あなたの前頭葉をでっかいマリオにしてしまえばいいんです。

by JD Hancock

集中力を高めるトレーニング方法

では実際にどうやって集中力を鍛えるのかトレーニング方法をご紹介します。

ウィルパワーの総量を増やすトレーニング

生まれつき力が強い人もいれば、胃が大きい人もいれば、そうでない人もいるように
持って生まれたパワーに個人差があるのは確かです。
でも力が弱い人でも筋トレで筋肉を鍛えればパワーアップできるようにウィルパワーだって鍛えて増やすことができるんです。

例として、アメリカの社会心理学者ロイ・バウマイスターがウィルパワーを強化する方法を見つけるためにした実験を紹介します。

学生たちを①~③のグループに分け、2週間実行する指示を出します。

①のグループには「立ってる時も座っているときも姿勢に気を付けて生活する」
②のグループには「食べたものをすべて記録する」
③のグループには「前向きなきもちやポジティブな感情を保って生活する」

2週間後、学生たちはコメディ番組が流れる横で単純作業を黙々とこなすというテストを受けました。

この3グループの中で、ウィルパワーが強化されていたのはどのグループだと思いますか?






最も成績が良かったのは、①のグループです。
では、なぜこのような結果になったのでしょうか。

姿勢を保つという行為は、普段なかなか意識しない行動ですよね。
気が付くと猫背になっていたり、足を組んだり、肘をついたりしています。

しかし、2週間姿勢に気を付けるということを意識することで学生たちは無意識にしていた行動を強く認識したのです。
無意識にしてしまう行動を改めるということを繰り返すことでウィルパワーを鍛えられるという結果が出ました。

この方法を使えば、日常でトレーニングできる方法は「姿勢」以外にもありますね。
例えば、利き手と逆の手を使うように意識することもトレーニングになります。
ご飯を食べる、字を書く、歯を磨く、ドアを開ける、マウスを使うなど、何気なく使っている利き手を意識して変えてみるのもウィルパワーのトレーニングになりますよ。

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ウィルパワーの消費量を節約するトレーニング方法

行動や習慣を変えてウィルパワーの消費量を節約する方法について説明します。

その前にクイズをしましょう。
また?と言わずに考えてみてください(^^♪

あなたが集中力を使っているとと思うのは次のうちどれですか?

①机に向かって勉強をしているとき
②マウスを操作し、パソコンで企画書を作っているとき
③卓球でラリーをしているとき
④編み物をしているとき

どうでしょうか?
①~④どれも集中していると言って問題なさそうですね。
一般的に集中していると言われるのは「何かに取り組んでいるとき」のことです。

では、次のような場合はいかがですか?
①デザートを食べたかったけど、ダイエット中だから我慢した
②勉強しようかなと思いノートを開いた
③妻に文句を言われて言い返したかったけど、できなかった
④自分が3年後にやりたいことを想像してみた

実はこの①~④のシチュエーションでも人は集中力を使っています。
つまり、「何かを我慢しているとき」「何かをしたいと望んでいるとき」にもウィルパワーは消費されているのです。

前頭葉には選択や決断を担う領域があります。
その領域を使った選択や決断には、たとえそれがどんなに小さなことであっても脳は集中力を使い、ウィルパワーも減っていくのです。

重いものを何度も持ち上げたり、短距離でも何度も走っているうちに疲労がたまり体が動かなくなるように、何かに没頭したり、誘惑に耐えたり、明日の予定を考えるだけでウィルパワーは少しずつ消耗され、肝心な時に集中力を発揮できない状態となるのです。

ということで、この小さな決断や選択を無くし、それを習慣化させることがウィルパワーの節約になります。

アメリカでの研究によると現代人は1日のうち平均70回ほど物事の選択や決断をしています。

朝食に何を食べるか、何を着るか、かかってきた電話に出るか、メールをすぐ返すか、会議で何を発言するかなどなど。

この小さな決断のせいで朝は意欲十分だったのに、お昼が過ぎた頃にはウィルパワーは残りわずかとなってしまうのです。

ウィルパワーが一定以下になるとどうなるかというと

人は「先延ばし」を行うことが実験で証明されています。

細かな決断を「やりかけのまま」「先延ばし」にすると無意識に気にした状態が続きます。
決定を放置してもウィルパワーが消耗され続けますので、結局脳は疲れたままです。
そうして最後には「めんどくさいからやらない」という集中力の体力が切れてしまう状況を引き起こします。

例えるなら、ポケットやカバンでずっとスマホの画面がつきっぱなしで気づいたら充電が切れているといった感じです。

というわけで、前置きが長くなりましたが消費しないためのトレーニングは
「決断はすぐ下せるよう、即決できる仕組みを作る」というものです。

これには「バッチ処理」という方法が有効です。

細かい仕事は1日のどこかの時間にまとめて片づける、という方法です。
用意するのは、付箋だけ。
仕事や勉強中にやらなくてはいけない雑事を思いついたら、いったんメモして頭の外に追い出してしまいましょう。

付箋でなくても、メモ帳屋音声録音でも自分のやりやすいもので構いません。
「あれ買わなきゃ」「メールを返さなきゃ」など気が散ることはすぐにメモして最後にまとめてやりましょう。

そしてそれを習慣的にできるようになると集中力をより重要なことに使えるので、質のいい集中力を持てるようになるのです。

集中力を高めるトレーニングまとめ

集中力は、持って生まれた資質でも、絶対集中するぞ!という意志の力でもなく
その人が持つウィルパワーが源となっていたのですね。

ここを筋トレのように日々鍛えていくことで、集中力をコントロールできるようになります。

ウィルパワーの総量を増やし、消費量を節約する

そのために
・無意識にしていることを意識的に変える
・細かい作業をまとめてやる時間を作る

2つのトレーニングを紹介しましたが、これを習慣化していくことが大事です。

明日は私が実践している、より具体的な集中力の高め方をご紹介しますので、お楽しみに(^^)/

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