喪中のはがきをもらうことはあっても、自分が喪中のはがきを出すことはあまりありません。
いざ、喪中のはがきを出すことになったとき、どうして良いのか分からず、困ってしまいますよね。
この記事では、喪中のはがきに関するマナーなどを分かりやすくご紹介します。
これを読めば、迷わずに、喪中のはがきを準備できるでしょう。
年賀状のお断りは必要?喪中の範囲って?
喪中の範囲って一体どこまでなのでしょうか?
一般的には、二親等以内の親族と言われています。
一親等は、父母や配偶者、子供になります。
二親等は、祖父母や兄弟姉妹、孫になります。
三親等以上でも、付き合いが深かった場合などは、喪中はがきを送る事もあります。
故人を追悼したいという気持ちがあるならば、喪中はがきを送ることは間違いではありません。
また、最近は、同居しているか別居しているかで、考えを変えたり、プライベートの交流がない会社関係の人や、余計な気遣いをさせたくない人には、通常通り年賀状を送るなどして、ビジネスとプライベートを分けるという人もいるようです。
はっきりとした決まりがあるわけではありませんので、少しづつ考え方も多様化しているのですね。
年賀状の喪中はがきの文例が知りたい
喪中はがきは、正式には「年賀欠礼状」と言います。
喪中の連絡ではなく、「喪中のため、新年の喜びを伝えることはできませんが失礼いたします」・・・という旨の挨拶状になります。
実際に、喪中はがきを送るとなると、どのような文面にすれば良いのか、分かりませんよね。
必要な内容をまとめてみましょう。
まずは、挨拶文を最初に入れましょう。
「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます」など
その次に
「誰がいつ、何才で亡くなった」のかを書きます。
個人の名前はフルネームで書くのが基本です。
同じ苗字の場合は、苗字を省略して名前だけを書きます。
亡くなった日付は、「平成○○年○月」や「本年○月」など、月まで書くのが基本です。
最後に
「故人が生前お世話になったお礼や挨拶」を書きます。
喪中はがきを出す年月を書きます。
差出人の住所と名前を入れます。
喪中はがきは、喪中用の官製はがきか切手で出します。
普通の切手でも問題はありませんが、できれば喪中用を貼った方が良いでしょう。
また、喪中はがきでは、「、」や「。」などの句読点を使いません。
時候の挨拶や、頭語(拝啓など)・結語(敬具など)も、必要ありません。
無意識に付けてしまうこともあるので、自分で作る場合は、気をつけてくださいね。
【例えばこんな文例】
喪中につき年頭のご挨拶をご遠慮申し上げます
本年○月祖母○○(享年○才)が永眠いたしました
本年中に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますと共に
明年も相変わらぬご厚誼(こうぎ)のほどをお願い申し上げます
平成○○年十二月
・急逝した場合
本年○月母○○が急逝いたしました
・病気療養中だった場合
かねてより病気療養中の父○○が○月○日に○才にて永眠いたしました
喪中はがきは、白黒と決まっているわけではなく、カラーでも大丈夫ですが、派手な色柄は避けるようにしましょう。
年賀状の喪中はがきはいつまでに出せばいい?
喪中はがきは、11月中か12月初めまでに、先方に届くようにするのがマナーです。
相手が、年賀状を作る前に、出すようにしましょう。
年末に不幸があって、喪中はがきを出せないこともあります。
それ以上、遅れる場合は、松の内(1月7日)が明けてから、寒中見舞いのはがきを出しましょう。
寒中見舞いのはがきは、1月7日から2月初めの間に着くように出してくださいね。
喪中はがきは、いつも年賀状をやりとりしている人に送ります。
お互いに喪中である親族には、省略して送らないことが多いです。
喪中はがきは、喪中を知らせるはがきではなく、喪中でおめでたい挨拶ができず失礼します・・・という意味合いの挨拶状なので、葬儀に参列してくださった人にも、喪中はがきは送るのがマナーです。
年賀状のお断りが必要!喪中の文例やマナーって?いつまでに連絡? まとめ
喪中の範囲は、二親等までになります。三親等以上でも、付き合いの深かった人などの場合は、喪中のはがきを送る事もあります。
最近は、考え方も多様になってきました。
プライベートの交流がない人などには、普通に年賀状を送るなどして、ビジネスとプライベートで、分ける人も増えてきました。
決まりはありませんので、あなたの考えで判断してくださいね。
マナーとして、年賀状を作る前に届くように、12月初めには喪中はがきが届くようにしましょう。
それが無理な場合や、年末に不幸があった場合などは、1月7日以降に寒中見舞いのはがきを送りましょう。
喪中はがきは、カラーでも大丈夫ですが、色柄は控えめにした方が良いですね。
文面で、「、」や「。」などの句読点は使わないようにしてください。